プラロボホンの改造その9(ロビホン2)
2021年9月19日
9月23日改訂


 以前プラロボホンにロビ1のマイコンボードとスピーカーを組み込んでロビのプログラムを動かしてしゃべるようにした事があります。
 今回はロビ2のマイコンボードを使ってやってみました。
 マイコンボード以外にBluetoothボードとRTCボード(体内時計)も接続します。

 スピーカー、目のLEDおよび口のLEDとLEDボードは以前ロビ1で作成したものをそのまま使いました。
 これらの作成方法は以前の記事を参照してください。
  プラロボホンの改造その1
  プラロボホンの改造その2
 なおロビ1のLEDボードはロビ2のプログラムでそのまま制御する事ができます。



 写真ではマイコンボードとLEDボード、RTCボードは分岐したシリアルケーブルを使っていますがLEDボードからのシリアルケーブルをRTCボードに接続してRTCボードとマイコンボードを別のシリアルケーブルで接続します。



 バッテリーに充電する時はロビ1の充電器を充電プラグに接続して行ってください。
 ロビ2の充電器は電圧が高いので直接バッテリーに接続しないでください。
 バッテリーを外して直接充電器で動かす事ができます。
 その場合も必ずロビ1の充電器を使用してください。



 ロビ2のプログラムはそのままでは動かす事はできません。
 カメラや音声認識ボードが付いていないため起動時にエラーとなってプログラムが立ち上がりません。
 基本的にはBluetoothによるリモート接続で動かすのでロビ1.5のロビ1のロビ2化 その2(ロビ1.2)で使ったプログラムをベースにしています。
 カメラなどが付いていない場合や初期化していなくてもエラーにならないように設定ファイルを変更したものをSDカードにコピーします。
 以下のファイルを解凍し使用するSDカードのものを置き替えてください

  robihon2.zip

 なお今回置き替えたプログラム(STARTUP.BIN)は立ち姿勢でもQ-boと連携できるようにパッチを当てています。
 またパワーアッププログラムが動かせるように全てのパワーアップが取得済みのデータとなっています。
 このSDカードを再びロビ2で使用する場合は置き替えるファイルのバックアップを取っておいて戻せるようにしておいてください

 RTCの現在日時の設定はQ-boとRobiブックを使って日付設定でロビ2と同じ手順で行えます。
 またAndroidスマホを使ったロビレジ for Androidでも設定する事ができます。

 基本操作はAndroidスマホを使ったロビボイスプレイヤーやM5Stack(ODROID-Go)を使ったRoVoCoMo2でBluetoothによるリモート接続で行います。



 ロビホン2にはBluetoothボードが付いているのでQ-boと連携させる事ができます。
 RTCの現在日時の設定の他Robiブックのかんたんコマンド表やRobi English Book、ボードゲームをQ-boでタッチするとロビホン2をしゃべらせる事ができます。
 Robi English Book、ボードゲームで連携させるには立ち姿勢でも連携するようにプログラムにパッチが必要です。
 上記のrobihon2.zipにはすでにこのパッチが当てられているのでそのままQ-boと連携させる事ができます。

 ロビホン2にはカメラが付いていないので絵本はできませんがQ-boを使って絵本を朗読させる事ができます。
 下記URLのROBI2フォルダーよりパッチをダウンロードしてプログラムに適用してください。

  book.zip

 Robiブックのかんたんコマンド表や絵本をQ-boでタッチしてロビホン2に絵本を読ませる事ができます。
 詳しくは中のReadMe.txtを参照してください。



 リモート接続の同期機能を使えばロビ2とシンクロさせて動かす事ができます。
 同期機能はロビ2もBlutetoothによるリモート接続プログラムを動かします。
 リモート接続はロビ設定ファイルエディタ2でBluetoothによるリモート接続を現行のロビ2プログラムに適用するか以下のプログラムをダウンロードしてロビ2のSDカードに適用してください。

  ロビ2用リモート対応プログラム

 同期機能はAndroid版ロビボイスプレイヤーの場合は同期ボタンを押して同期モードにします(ロビの目が緑になる)。
 M5StackやODROID-GoのRoVoCoMo2の場合は認識語「もしもし」で同期モードにします。
 同期モードの状態で目的の認識語を送信するとロビホン2とロビ2が同時に反応します。
 同期モードは認識語を送信する度に解除されるので連続して同期させたい時は再び同期モードにします。

 ロビホン2には赤外線送受信器が付いていないのでロビリンクの機能は行えませんが次のパッチを適用する事によってロビリンクのプログラムを動かす事ができます。

  robi_coop.zip

 なおロビホン2のようにロビの人感センサー基板(目LED)を使っていない場合は必ず先攻(怪獣ゴッコはロビ、漫才はツッコミ)を適用してください。
 後攻の場合は赤外線受信待ちになって途中で止まってしまいます。
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 以前やったロビ2のロビクル対応をロビホン2でやってみました。



 RTCは今回使わないのでRTCボードをロビクル用の赤外線送信器に置き替えます。
 この時ロビの耳に付ける水色のパーツは取り外しておきます。
 ロビクル用の赤外線送信器の送信部を胸のロゴマークの部分から出しました。
 前回プラロボホンでやった時は赤外線送信器を頭に入れたのでロビクルの改造が必要だったのですが今回は無改造でロビクルを動かす事ができました。
 またロビ2の場合は充電プラグに挿し込むパーツの撤去が必要だったのですがロビホン2ではその必要はありません。

 プログラムはrobihon2.zipのSTARTUP.BINにロビプログラムコンパイラーでロビクル用のバイナリプログラムを組み込みます。
 パッチファイルと適用方法はこちらを参照してください。
 なおこちらに含まれるロビ2用のSTRTUP.BINはそのままでは動きません。



 実際に動かした動画です。

 

 

 

 

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