ロビに電話で留守番させてみた
2014年9月10日
2014年12月24日改訂


 ロビに電話をかけて操作しようしましたがみごと失敗しました。
 そこでAndroid版ロビ認識語プレイヤーを少しいじってロビを操作してみました。

 携帯に着信すると「留守番して」とロビ認識語プレイヤーが再生するようにしました。
 ロビが聞き逃すといけないので数回繰り返して再生します。
 ロビが聞き取ると留守番モードになるという訳です。

 通常のロビだとバッテリィーはせいぜい15分位しかもたないので留守番にはなりません。
 そこで以前やった脱力モードにします。
 脱力モードだとバッテリィーなしでも付属のACアダプターでロビは動かせます。

 サーボが動かないので24時間、寝ずの番も可能です。
 またサーボにトルクが入らないので連続稼働してもサーボの劣化を防ぐ事ができます。

 あまり利用価値がないと思いますが、今回作ったロビ電話リスナーをアップしておきます。
 興味のある方は下記のURLからダウンロードできます。
 ロビボイスプレイヤーのデータ構成に合わせて改訂しました。(1.2)

  http://www.mcc.mbsrv.net/robox/RBPhone.apk

 また下のQRコードをandroid端末のコードリーダーで読み込ませてもダウンロードする事ができます。

  

 ダウンロードしたアプリケーションはandroid端末にインストールする事ができます。
 インストールのやり方は各android端末の説明書に従ってください。

 ロビ電話リスナーはそのまま使う事ができますがメニューの着信設定でパラメーターを変更する事ができます。





 電話番号である特定の電話番号のみロビが反応するようになります。
 市外局番からハイフンなしで電話番号を設定してください。
 空白のままの場合、全ての電話番号にロビは反応します。

 音声番号は着信の際に再生する音声の番号で「留守番して」は258になります。
 番号と音声の対応はこちらを参照してください。

 再生回数は着信に対して音声を繰り返す回数です。
 繰り返す間隔はパラメータ設定の再生間隔に従います。


 実際にこのプログラムでロビを動かしている動画です。

     

 ドロボーがこのロビの反応に対して犯行をやめるかどうかはツッコまないでください。

 動画の後半にある着信音でロビに留守番をさせる方法はもっと手軽にできます。

 着信音にロビ認識語の音声ファイルを登録します。



 ロビが着信音に反応して留守番モードに入ります。

 この音声もBluetoothで飛ばしたかったのですが私のスマホでは着信音はBluetoothで送信されないようです。
 なおスマホのスピーカの音声では「留守番して」の音声に反応しなかったので「セキュリティモード」(NF188.wav)に変えています。

 今回「脱力化」にしましたがロビ設定ファイルエディタで「脱力化」にする機能をサポートしました。

 脱力化+ACアダプターの場合、充電チェアーが便利ですロビを座らせながら電源が供給できます。
 一応充電中にロビの電源を入れないように書かれているのでバッリィーは外しておいた方がいいかも知れません。

 なお今回行ったロビのプログラム変更やSDカードの書き換えやロビを直接ACアダプターで動かす事はロビ本体への影響を伴うのであくまでも自己責任という事でお願いします。


 留守番モードでは侵入者に対してロビはいくつかのパターンがあります。
 今回は必ずロビに「合い言葉は」と言わせるようにしました。
 それにはランダムフォルダーの「188-191.RM4」を変更します。



 179行目のジャンプアドレスを0x00000890から0x000600b7に変更します

 また合い言葉を「かっこいいね」から「自己紹介して」に変更しています。
 プログラムでの認識語の番号はファイル名の番号と一致します。
 「かっこいいね」はNF95.wavで「自己紹介して」はNF14.wavです。

 フォルダー5の「449侵入者発見合い言葉は6.RM4」で95の認識番号を14に変更します。
 block名がかっこいいねの328行目、581行目、2862行目、3006行目、3291行目、5013行、5944行目の数字を95から14に変更します。



 修正個所が6ヶ所もあるのはロビの状態や侵入者の方向によってプログラムが6ヶ所に分岐しているからでそれぞれで同じ処理をしています。
 音声番号が100以上の場合はジャンプアドレスが変わってしまうのでこちらを参考に修正してください。

目次に戻る