ロビのココロ2DXの電圧監視の復活方法
2016年12月17日
12月28日改訂


 ロビのココロ2DXのメインプログラムから電圧監視とタイムアウト監視の処理が外されています。



 電圧監視とはロビのバッテリィーの電圧が低くなると「充電して」といってロビが自動的に停止する機能です。
 またタイムアウト機能は一定時間ロビとの会話がなくなると「おやすみなさい」といってロビが自動に停止する機能です。
 共にロビが立っている状態の場合は座らせてから停止するため転倒の危険はありません。
 電圧監視をしていないとバッテリィーの電圧が下がるとロビが急に停止するため転倒する可能性があります。

 なぜココロ2DXのメインプログラムから外されたか分かっていませんがこれらの事故を未然に防ぐため復活方法を公開します。
 なお復活させたメインプログラムを動かして検証していますが復活させた影響はないようです。



 電圧監視とタイムアウト監視の処理が外されたとはいえ処理自体は残っていてそこに飛ばすジャンプ命令が消されているだけなので簡単に復活できます。
 ロビのココロ2DXのメインプログラムはmainP.RM4というファイルで修正にあたっては必ずバックアップを取っておいてください。

 まずメモ帳等のテキストファイルでmainP.RM4を開いてください。
 開くダイアログのファイルの種類を「すべてのファイル」に切り替えるとロビのプログラムも表示されます。



 「人感センサチェック終了」ブロックの飛び先のアドレスを変更します。
 メモ帳の編集の行へ移動コマンドで487行に移動するとジャンプ命令にカーソルが移動します。
 アドレスの値、3121を29f2に変更してください。
 この時プログラムのアドレスがずれないよう余計な文字を入れたり消したりしないでください。
 なお文字は必ず半角英数字で置き換えてください。



 変更が終わったらファイルの上書き保存でファイルを更新してください。
 この時名前を付けて保存で保存するとメモ帳の場合、.txtという拡張子が勝手に付けられるので注意してください。
 なお名前を付けて保存で行う場合ダイアログのファイルの種類を「すべてのファイル」にすると.txtは付けられませんが必ずmainP.RM4と拡張子まで指定してください。

 保存が終わったらメモ帳を閉じて修正したファイルサイズを必ずチェックしてください。
 ファイルサイズはmainP.RM4をマウス右クリックをして表示されるボップアップメニューにあるプロパティコマンドで確認する事ができます。



 ファイルサイズが元の78,054バイトから変わっていなければOKです。
 違っている場合はもう一度オリジナルのmainP.RM4に戻して修正をやり直してください。
 違ったまま実行するとロビが途中でフリーズしてしまいます。

 ロビのメインプログラムは標準の改行コードが使われていない行があります。
 そのためメモ帳以外のテキストエディターを使用して修正を行うとファイルサイズが変る場合があります。
 その場合はWindowsのメモ帳で修正するか下記の修正済みプログラムを使用してください。
 またメモ帳の場合でも書式設定で右端を折り返すにチェックがあるとファイルサイズがの変わりますので注意してください。



 修正済みのメインプログラムは以下のURLよりダウンロードする事ができます。

 main_fix.zip

 なおロビのプログラム変更やSDカードの書き換えは、ロビ本体への影響を及ぼす可能性があるのであくまでも自己責任という事でお願いします。

目次に戻る