しゃべるだけのロビ
2014年10月24日


 マイコンボードを修理したのでそのマイコンボードを使ってロビをもう一台作ってみました。
 といってもマイコンボードとスピーカーをロビスタンドに組込んだだけでロビはしゃべるだけです。

 マイコンボードとスピーカーと余っているロビスタンドがあれば簡単に作れますので興味のある方はやってみてください。
 なおスピーカーはロビクル11号のものが他の部品も使えるので便利です。
 この専用プログラムも作りましたので音声認識ボードが無くてもロビにしゃべらせる事ができます。



 スピーカーの取り付けはロビクル11号のプラスチック部品をスピーカー部分だけ切り取りバッテリーケースにサーボのネジで取り付けました。
 バッテリーケースの中の電池や金属部品とネジが干渉するためやたらネジ穴が開いていますがちゃんと計って開けてください。
 本当は胸の部分に取り付けたかったのですが加工が難しそうなので諦めました。
 加工技術のある方はやってみてください。



 電源はバッテリィーでも動きますロビクル11号の充電ジャックケーブルを使うとロビの充電アダプターを電源として使う事ができます。
 写真は外に出してつないでいますがウラ蓋を加工して取り付ける事もできます。



 マイコンボードに電源のコネクターとスピーカーのコネクターを差し込めば完成です。
 なおマイコンボードはスタンドに入れたでけで特に固定していません。



 写真では壊れたオーディオアンプの代わりの基板や音声調整用のボリュームを付けたりゴチャゴチャしていますがマイコンボードボードだけならもっとすっきりしています。
 なお標準のマイコンボードには音声調整用のボリュームは付けられませんので音量調整はSTARTUP.XMLのアッテネーターの値で調整してください。





 音声だけではおもしろくないので口パク機能を付けてみました。
 本物のロビの口パクはプログラムで口のLEDを制御していますがスピーカーに流れる電流を拾ってそれでLEDを点滅させる超アナログな方法でやってみました。

 ロビクル11号に赤色LEDが2本付いるのでこれをしゃべるだけロビの口に仕込みます。
 ただスピーカーにつないだだけではLEDを光らせる電圧がないのでトランジスターと抵抗で簡単な増幅回路を作ってやります。



 参考のために回路図を載せておきます。
 C1815というトランジスターを使いましたがNPN型なら何でもいいと思います。
 抵抗は適当なものを使いました。  R1とR2共に22KΩのものを使っていますがLEDをもっと明るくしたい場合はR1の抵抗を小さい値にしてください。



 簡単な回路なので配線の途中にもぐりこませました。
 部品の結線はハンダ付けをした方がいいですが部品点数が少ないので結線して絶縁テープ巻いただけでも構わないと思います。



 アナログなので音の大きさに比例してLEDが明るく光ります。
 口パクする事でしゃべるだけロビも視覚的にもおもしろくなったと思います。



 このしゃべるだけロビのためにUSB接続がなくてもロビがしゃべり続けるというプログラムを作りました。
 ロビがしゃべる言葉を5秒おきにランダムにしゃべり続けます。
 時々歌も歌います。
 またロビのプログラムで再生されない音声も再生しますので聞いた事のないロビの言葉を聞くことができます。
 ロビを起動するとこのプログラムが動き出します。

 osyaberi_robi_3.zip

 上記の中身を全てロビのSDカードに入れてください。
 初期化プログラムを書き換えるので必ずオリジナルのSDカードのバックアップは取っておいてください。
 問題があったらオリジナルのSDカードに戻してください。

 なおこのプログラムは通常のロビでも動かす事ができます。
 音声認識ができる場合は「ランダム再生.RM4」を既存のプログラムに変更する事でロビに命令すると本プログラムを動かす事ができます。
 その場合は「main5_InitFlag確認補完無し_シーン1固定0415_test2.RM4」のコピーは要りません。

 またリモート接続プログラムを入れている方は音声再生のプログラム名が重複していますがこちらのプログラムが最新版ですのでこれに置き換えてください。

 なおロビのプログラム変更やSDカードの書き換えは、ロビ本体への影響を及ぼす可能性があるのであくまでも自己責任という事でお願いします。
 また必ずオリジナルのSDカードのバックアップは取っておいてください。
 問題があったらオリジナルのSDカードに戻してください。

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